実践してみよう!!腰痛にならない介助の仕方

腰痛の原因を理解しよう

介護職をはじめ在宅介護をおこなっている家族で腰痛に悩まされているという人は多いのではないでしょうか。その原因に対して、適切に対応しなければ、腰痛は改善しないばかりか、悪化してしまう危険性もあります。まだ、腰痛が発生していなくても、介護を続けているのであればリスクもたかまりますから、予防するという視点から、どのような時に起こりやすいのかを理解したうえで介護に取り組んでいくといいでしょう。また、すでに腰痛を発症しているのであれば、医療機関を受診して原因を正しく理解することが適切な対応につながりますよ。

腰痛にもいろいろな種類がある

腰痛の50から85パーセントが原因がわからないいわゆる腰痛症といわれるもので、特に多いのが前かがみになった時などに痛みが強くなる筋膜性のものがあります。慢性的な疲労が蓄積して部分的に損傷することで痛みが生じたり、筋肉がかたくなったりしますので、介助中の姿勢に注視して、疲労が蓄積しないような工夫が必要でしょう。また、椎間板性のものは、その多くが加齢によって椎間板の繊維輪に亀裂が入り痛みます。数分から数十分、立ち座りをしていると痛くなり、横になって休むと痛みが和らぎます。

介助の場面で気を付けたいこと

介護において最も腰痛がおこりやすいのは、前かがみ姿勢で介助を繰り返すことでしょう。また、介助者の重心が高いまま介助をおこなうと不安定な状態になるので、足を広げて重心を下げたほうがいいとされていますが、実はこの姿勢も腰痛の原因となることもあります。あまり足を広げすぎると関節の動きが制限され、安定域自体の範囲が狭まってしまうのです。寝返りや起き上がりなどの大きな動きを伴わない介助なら問題ないですが、移乗などの介助は介助者の重心移動も大きくなるので、支持体底面も広げすぎないように気を付けましょう。そうすることで脊椎のねじれという負担も防げますよ。

介護に就職すると移乗や口腔ケア、コミュニケーション方法などの研修があり、技術向上や資質向上が求められます。

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